お皿洗い業務の効率化を目指して小型の食洗機を買った
私は30代で二人の子供を持つ親である。
当然家事を妻と一緒にやっているのだが、工数対効果が見合わない作業が結構あるな、と感じている。
エンジニアの性ゆえ、そういう作業を見るとついつい効率化したくなってしまう。
今回、お皿洗いの効率化として小型の食洗機を買ったので、結果報告をしたい。
なぜ小型の食洗機を買ったのか
私が購入した食洗機は↓である。2020年5月ごろに購入したので7ヶ月ぐらい利用している。
エスケイジャパン 食器洗い乾燥機 Jaime タンク式 ホワイト SDW-J5L-W
なぜ小型の食洗機を買ったのかというと、単純に大型は置く場所がなかったからである。
購入前、ビルトインや大型の食洗機でないとあんまり意味ないかなーと不安を感じていたので、そのへんの所感も合わせて述べる。
使っていて感じるメリット~楽で高品質で衛生的~
色々挙げると節水なんかもメリットになるんだろうが、ここでは特に強くメリットと感じた3点について所感を述べていく。
圧倒的な人的工数の時短
語り尽くされているメリットではあるが、食器を食洗機に入れてスイッチを押せばあとは乾燥まで勝手にやってくれるので、お皿洗いに人間がかける時間が劇的に短くなる。
購入前は多少は洗わないと汚れが落ちないのでは・・・と思っていたけど全然そんなことはない。多少の油やソースが皿に残っていようととても綺麗に洗われるので、本当に食洗機に食器を入れるだけでいい。
そして、特にこのメリットは小さい子どもがいる家庭にこそ最大のメリットがあると思う。
うちもそうだが、小さい子どもがいると細々とした食器がたくさん消費される。
※スプーン、フォーク、コップ、お皿、ストローマグ、おしゃぶりなどなど
これらをひとつひとつ洗うには意外と時間がかかる。
小型の食洗機でもこういった小物はたくさん入るので、十分に時短のメリットを享受することが出来た。
食洗機の時短効果は一度に洗える食器の量に左右される。フライパン、鍋などは大きくでも数は少ないので手洗いでも全く問題なかった。(勿論利用できるに越したことはないけど)
「小型の食洗機を購入してもな・・・」と迷っている方がいたら、是非一度対象の食器の大きさと数にも目を向けてみて欲しい。
想像以上の洗浄力
少し時短の項目でも書いたが、手洗いよりも断然綺麗になる。
お皿に油汚れが残っていようと、子どものお茶碗に米粒が多少ついていようと、マグカップについたコーヒー汚れだろうと食洗機で洗えばあら不思議、大変綺麗になるのである。予洗いはほとんど不要。
正直この洗浄力は一番意外だった。
購入前は「予洗いいるなら手洗いでよくない?」と思っていたためである。
我が家では↓の食洗機用洗剤を使っている。
食洗機 洗剤 フィニッシュ パウダー 詰め替え 900g (約200回分)
食洗機に使われる洗剤は、基本的に手洗いで使う洗剤に含まれていない黒ずみなんかをキレイにする酸化漂白剤や、分解能力が高い酵素が入っているのでより綺麗になるらしい。
うちでは特に茶渋に強いタイプの上記洗剤を利用している。
高圧・高温というのも洗浄力向上に一役買っている。らしい。
高温洗浄と専用洗剤で非常に衛生的
小さい子どもが利用する食器について、衛生面が気になるのは親の性だと思う。
購入前は気づかなかったが、食洗機は60度~80度近い温度で洗浄・乾燥を行うので非常に衛生的である。
洗剤にも除菌効果があるので、子どもの食器は一日一回は食洗機で洗うととても衛生的だと思う。
※余談だけど、子どもってストローマグにたまに吐き出してたりするので気がつくと食べかすが浮いていたりしません・・・・?
使っていて感じるデメリット~デカイうるさい皿洗い時間そのものは長くなる~
続いて、7ヶ月くらい利用して感じたデメリットを述べる。
ちなみにメリット同様、特に強くデメリットと感じることを3つ記載しているが、食洗機では洗える食器の種類に制限があるというのも場合によっては大きなデメリット(というか、食洗機のメリットを潰すこと)になると思う。
やっぱり場所は取る
小型、といってもサイズは圧巻のW41.2xD37.8xH42.2cmである。
排水ホースをシンクに伸ばす必要があることを考えると、必然的に設置場所はキッチンの作業部分か、シンク周りになると思う。
ただ、2LDKのうちのキッチンでも作業部分は食洗機なんて置いたら何もできなくなってしまう。
なので、我が家ではシンクのほぼ半分を犠牲にして設置している。元々水切りカゴを置いていた場所だが、高さもあるので存在感はすごい。
カウンターキッチンとかだと背面から出る電源ケーブル・排水ホースも、景観を気にする人にとってはちょっと・・・となるかもしれない。
あと、食洗機用洗剤や、食洗機のタンクに水を入れる用のボトルもあるので、収納場所があるかは気にしておいたほうがいいかもしれない。
ちなみに、排水ホースをシンクではなくバケツなどに伸ばして毎回排水する、というスタンスは絶対オススメしない。
食洗機のメリットは「手軽さ」が大きな比重を占めている。このメリットを失ってしまうと必ず「手洗いでいいや」となってしまうと思う。
小さい音が聞こえなくなるぐらいにはうるさい
洗濯機みたいなものなので、やっぱり音は結構うるさい。
我が家ではリビングで下の子がテレビを見て、ダイニングテーブルで上の子がタブレット(Youtube)を見ることが多いのだが、食洗機稼働中はタブレットの音はそこそこ大きくしないと聞こえなくなる。
また、子どもに話したり話しかけられたりしたときも聞こえづらかったりするので、あんまり大きい声を出せないタイプの人には地味なストレス要素かもしれない。
皿洗い時間はどうしても延びる
設定にもよるけど、標準だと1時間ぐらいかけて洗浄~乾燥までを行う。
手洗いだったらどんなにかかっても半分以下の時間で洗浄自体は済むと思うので、なんらかの事情で早く洗いたい時は向いていないと思う。
ただ、私自身はあまりこのデメリットを感じたことはない。
多分「予備食器などのない、必要最低限の食器しか持っていない人」が気にしておいたほうがいいぐらいかも・・・。
小型の食洗機購入に向いている人、向いていない人
メリット、デメリットをそれぞれ述べたが、私の考える「小型の食洗機購入に向いている人、向いていない人」をまとめるとこんな感じ。
■向いている人
- 細かい食器をたくさん洗う機会が多い人
- 衛生面が気になる人
- 設置スペースをちゃんと確保できる人
- 根本的に皿洗いが好きでない人
■向いていない人
- 食器が大型のものばかりだったり、使う食器そのものがすごく少ない人
- 食器が食洗機に対応していないものばかりな人
- 設置スペースの確保(シンクへの排水)が難しい人
最後に 迷ったらまずは導入してみるのも手
ここまで小型食洗機のメリット・デメリットを述べてきたが、やっぱり使ってみて初めてわかったことは多い。
我が家でも何度も買う・買わないを検討して最終的に「もう取り敢えず入れてみてから考えよう!」と半ば勢いで購入した。
我が家では、食洗機の導入により皿洗いが劇的に効率化されたので、浮いた時間で子どもと遊ぶもよし、技術ブログを読むもよし、とQOL向上に繋がっている。
ではでは。良き業務効率化ライフを。
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