PowerShell で Git のコマンドを打ったら、どれも次のエラーになった。
PS C:\Users\<User>> git fetch origin fatal: not a git repository (or any of the parent directories): .git PS C:\Users\<User>> git merge --ff-only origin/claude/article30-folder-compare fatal: not a git repository (or any of the parent directories): .git PS C:\Users\<User>> git push origin main fatal: not a git repository (or any of the parent directories): .git
原因は単純で、Git で管理しているフォルダ(リポジトリ)に移動しないまま、コマンドを打っていた。PowerShell を開いた直後の場所(C:\Users\<User>)で打っていたのが間違いだった。
エラーの意味
英語の部分を訳すと、「Git のリポジトリではない(親フォルダのどこにも .git が無い)」となる。
Git で管理しているフォルダには、.git という隠しフォルダがあり、その中に履歴や設定が入っている。Git のコマンドは、今いるフォルダから親のフォルダへ順にさかのぼって、この .git を探す。最後まで見つからないと、このエラーになる。
対処: リポジトリのフォルダに移動してから打つ
Git で管理しているフォルダに cd で移動してから、同じコマンドを打ち直す。
cd D:\labo\claudecode\blog-create git fetch origin git merge --ff-only origin/claude/article30-folder-compare git push origin main
私はこれで、3つとも普通に通った。行の先頭のプロンプト(PS C:\Users\<User>> の部分)が、移動したフォルダ(PS D:\labo\claudecode\blog-create>)に変わっていることを確かめてから打つと間違えにくい。
今いる場所がリポジトリかどうか確かめる
git status を打てば分かる。リポジトリの中なら今の状態が表示され、外なら同じ fatal: not a git repository が出る。
git status
ほかに考えられる原因
私が当たったのは「フォルダに移動していなかった」だけだが、同じエラーはほかの原因でも出る。私は試していないので、当てはまりそうなものから確認してほしい。
- そもそも Git で管理していないフォルダ: ZIP でダウンロードして展開したフォルダなどには
.gitが無い。git cloneで取ってきたものか、git initしたものでないと、Git のコマンドは使えない。Stable Diffusion web UI のように、ZIP で入れたあとに更新のつもりでgit pullすると、このエラーになる - VS Code のターミナルが別のフォルダで開いている: VS Code で開いているフォルダと、ターミナルの今いる場所が違うことがある。ターミナルのプロンプトで今の場所を確かめる
- .git フォルダを消してしまった: 隠しフォルダなので、整理のつもりで消してしまうと、そのフォルダは Git の管理から外れる
この記事のまとめ

- 「fatal: not a git repository」は、今いる場所とその親のどこにも .git が無いという意味
- 多くは、リポジトリのフォルダに cd していないだけ。移動してから打ち直す
- 今いる場所がリポジトリかは git status で確かめられる
- ZIP で入れたフォルダなど、そもそも Git で管理していない場合もある


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