【Windows】ネットワークフォルダや共有フォルダに自動でログインする(net use)

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パソコンでログオンしたときに自動的に共有フォルダやネットワークフォルダにログイン(接続)しているようにしたい

仕事では様々なファイルを多くの関係者と共有することがあると思うが、そんなときよく使われるのがネットワークフォルダ(NAS)や共有フォルダである。

共有フォルダやネットワークフォルダでは、ユーザーID/パスワードの入力を求められるケースが多いと思う。通常、このような場合は資格情報にID/パスワード情報を保存することで毎回入力する手間を省略することが出来るが、職場によっては資格情報マネージャが無効化され保存できない場合もあるかと思う。(そういうグループポリシーがある)

そういう時は、自動ログイン用のバッチファイルをスタートアップに保存(登録)することで毎回のログイン作業を省略できるので、紹介していく。

自動ログイン用のバッチファイルを作成

まず、適用な場所(デスクトップ等)に自動ログイン用のバッチファイル(.bat)を作成する。作成にはメモ帳等のテキストエディタを使用する(ここではサクラエディタを使用している)
ここではファイル名を「autologin.bat」とする。

拡張子「.bat」でファイルを作成しようとすると、以下のようなダイアログが表示される場合があるがその場合は「はい」をクリックする。

すると、以下のようにBATファイルが作成されるので、右クリックし「編集」をクリックする。(テキストとして編集出来る状態になれば何でもよい)

Windowsコマンドである「net use」を必要なフォルダ(ドライブ)分入力していく。
形式は以下の通り。

net use [\\コンピュータ名\共有名] /user:[ドメイン名\ユーザー名] [パスワード] 

例えば「\\192.168.1.253」にユーザー名「admin」パスワード「password」でログインしている場合は以下のように入力する

net use \\192.168.1.253 /user:admin password 

オンラインストレージでも、WebDAVに対応していれば以下のように@SSL\DavWWWRootという文言を記載すれば対応可能。(オンラインストレージのPathやユーザー名、パスワードは適宜読み替えること)

net use \\xxxxx.ne.jp@SSL\DavWWWRoot /user:USERNAME PASSWORD 

必要な情報が入力できたらファイルを保存する。

作成した自動ログイン用バッチファイルを「スタートアップ」へ保存する

自動ログイン用バッチファイルが出来たら、ファイルをスタートアップへ保存する。
スタートアップとは、Windows起動(ログオン)時に指定フォルダに保存されているアプリやファイルを自動的に実行する機能である。

まず、Winボタン+Rで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き「shell:startup」と入力してOKをクリックする。

もしくは、以下フォルダパスにアクセスする。

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

開かれたフォルダに、先程作成した自動ログイン用バッチファイルを保存する。

これで、次回以降Windowsにログオンすると自動的に自動ログイン用バッチファイルが実行され、記載したnet useコマンドに則りネットワークフォルダ(NAS)や共有フォルダへのログインが行われる。

余談だが、上記フォルダはフォルダパスの通り、対象ユーザーだけに適用される。全てのユーザーに適用したい場合は以下のフォルダに格納するとよい。乱用はあまり推奨しないが。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

上記フォルダは、先程の「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「shell:common startup」と入力して開くことも可能。

参考文献

net use - Windowsコマンド虎の巻
オンラインストレージにショートカットからアクセス
リモートアップロードの裏技テクニック
【Windows 10】スタートアップで起動時に実行されるアプリを追加・削除する
Windows 10にサインイン後、常にWebブラウザやメールクライアントなどを順番に起動しているのであれば、これらのアプリケーションをスタートアップに登録し、自動起動するように設定するとよい。

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