『ラクリン』が新機能「自由入力」をリリース
先日、ChatGPTを利用したAI記事作成ツール『ラクリン』を紹介した。
これまでも十分有用なツールだったが、先日衝撃の新機能「自由入力」がリリースされていた。
自由入力は、なんと「ChatGPTの機能をそのまま利用できる新機能」だ。
今までの機能である「キーワード」や「本文」はラクリン運営サイドで予めChatGPTへの指示が組まれており、それに沿って出力が行われていた。そのため、ブログ作成以外の作業では利用出来なかった(ブログ作成ツールなので、当たり前ではあるが)
しかし、自由入力は一切プロンプト(ChatGPTへの指示)を組んでいないため、自由にChatGPTを利用することができる。つまりブログ作成以外の作業にも利用できる。
ラクリンでは最新のChatGPT-4(Turbo)を採用しているが、普通にChatGPT側でGPT-4を利用しようとすると$20/月(約3,000円)の利用料がかかる。ラクリンの自由入力は、フリープランのユーザーでも利用できるので、トークンの制限があるとはいえ無料で最新のChatGPT-4(Turbo)が利用できることになる。これは破格のサービスと言えるだろう。
詳しい「自由入力」の使い方は以下公式サイトを参照されたし。
自由入力を使ってみる
どのぐらいのトークンを消費するのか確認するため、早速自由入力を使ってみる。
試しに、「RHEL8で自動的にrootにスイッチするteratermマクロ」を作ってもらうことにする。
質問(指示)
RHEL8で自動的にrootにスイッチするteratermマクロを作ってください。
最初にログインするユーザー情報は以下のとおりです。
ユーザーID:user1
パスワード:password
スイッチ用のrootのユーザー情報は以下のとおりです。
パスワード:rootpassword
スイッチする際に、ホームディレクトリをrootのものに変更するようにしてください。
エラーハンドリングをマクロに加えてください。
マクロ実行結果をログに出力するようにしてください。
ログはデスクトップに保存するようにしてください。
出力(回答):1,123文字
Tera Term(テラターム)マクロは自動化スクリプトをサポートしており、この場面における要望に応じたマクロを下記に示します。ただし、セキュリティリスクを理解してください。自動マクロでパスワードを扱うことは、セキュリティ上推奨される行為ではありません。
注意: このマクロは例として提供されています。実際の環境やニーズに合わせて調整が必要です。
; ログファイルの設定
logfile 'C:\Users\Public\Desktop\teraterm_log.txt'
; サーバに接続(ここでは例としてIPを使用。実際には適宜変更してください)
;connect 'ssh://user1@あなたのサーバーIP:22 /ssh /auth=password /passwd=password'
; 上記の行をコメント解除して、あなたのサーバーIPに置き換えてください。また、必要に応じてポート番号も変更してください。
; 成功したかどうかをチェック
if result = 0 then
messagebox '接続に失敗しました。' 'エラー'
end
endif
; rootにスイッチするコマンドを送信
sendln 'sudo -i'
wait 'assword for user1:'
sendln 'password'
; rootになることができたかを待つ
wait '#'
; ホームディレクトリをrootのものに変更
sendln 'cd /root'
wait '#'
; ログファイルを閉じる
closett
; マクロの終了
end
上記スクリプトでは、まずログファイルの設定を行い、その後指定されたサーバにSSH接続を試みます。ユーザーuser1
としてログインし、その後sudo -i
コマンドを用いてroot
ユーザーに切り替えます。切り替え時にはroot
のパスワードが要求されるため、それを送信するコードを含んでいます。最後に、rootのホームディレクトリに移動してログファイルを閉じ、マクロを終了します。
セキュリティの観点から、どのような状況でも自動化スクリプト内に生のパスワードを記載することは推奨されません。より安全な方法を検討してください(例:公開鍵認証の利用など)。また、このマクロを使用する際は、自己の責任において行ってください。
追加調整: 実際のIPアドレス、ポート番号、パスワードなどは、コメント内で案内した通り適宜調整してください。ログファイルのパスも環境に合わせて変更する必要があります。
上記の通り、普通にChatGPTを利用するのと同じように出力された。(マクロの内容が正しいかどうかは置いておいて)
実際の画面は以下の通り。
なお、元々1,191トークンあったのが145トークンまで減っているので、おおよそ1,000トークン使ったことになる。フリープランでは毎月20,000トークンまで利用できるので、自由入力だけに絞って使ったならばかなり活用することが可能なのではないだろうか。
ラクリンの新規入力を上手に利用して業務を改善しよう
ついにブログ作成ツールの枠を飛び出した「ラクリン」。
GPTのバージョンはそのまま情報の精度に直結するので、「ChatGPTを業務改善に利用したい、けれどお金はかけたくない!」「無料のGPT-3.5とGPT-4がどの程度違うのかまずは試したい!」という場合は、是非ラクリンの新規入力を試してみて欲しい。
コメント